Sansui AU−α907i MOSLimited 修理記録
平成13年11月13日到着 11月28日完成
総評 本当はRL共FET(電界効果トランジスター)を交換した方が良いのですが、ユーザーの希望で片側のみ交換した。
    今回は、悪い所のみの修理 通常修理です。
A.修理前の状況
  現状では、パワースイッチを入れても
  音は出ない、LEDももちろん点灯しない状態です。

B.原因
  L側メインAMPのFET(電界効果トランジスター)焼損。

C.修理状況
  L側メインAMPのみ修理、他は調整のみ。
  メインAMPL側FET(電界効果トランジスター)交換 。
  メインAMPのTR(トランジスター)交換。
  配線手直し、補強。
  RL側板修理。

D.使用部品
  終段FET(電界効果トランジスター)       8個。
  メインAMPのTR(トランジスター)        18個。
  FET(電界効果トランジスター)          3個。
  電解コンデンサー                  4個。
  抵抗                         18個。

E.修理費 27,5000円    通常修理。

S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)

1.上蓋を取り清掃後
2.下蓋を取り清掃後
3.焼損した終段FET(電界効果トランジスター)、色の変わった押さえの銅板はなまくらになっている。
  よって、焼きを入れて使用する。右の4個のFET(電界効果トランジスター)も死に、後ろの抵抗も焼き切れている
4.右=使用されていた100WFET(電界効果トランジスター)、中=同型の現行品120W
  左=今回使用するFET(電界効果トランジスター)150W  全て東芝製品
5.修理後のL側終段FET(電界効果トランジスター)。
6.そのままのR側終段FET(電界効果トランジスター)。
7.側板の修理 あまりにみすぼらしいので、メラミン化粧板が剥がれているので接着する、是はサ−ビスです。
8.完成
9.  24時間エージング ボリュームのツマミの入荷待ち
S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 インテグレーテッドアンプ Sansui AU−α907iMOSLimited
パワーアンプ部
実効出力(10Hz〜20kHz、両ch同時作動) 6Ω=100W+100W、 8Ω=80W+80W
全高調波歪率(実効出力時) 0.01%以下(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz、+0 -3dB
混変調歪率 0.01%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
入力感度/インピーダンス 1V/5kΩ(1kHz)
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 6Ω=100W、 4Ω=130W、 2Ω=170W
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 200V/μsec
ライズ・タイム 0.5μsec
プリ・アンプ部
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono MM=2.5mV/47kΩ
Phono MC=300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1・2=150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%)=250mV
MC(THD 0.1%)=25mV
周波数特性(1W) Phono MM=20Hz〜20kHz、±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=DC?300Hz、+0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM=90dB以上
Phono MC=75dB以上
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=110dB以上
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス 50Hz=+4dB
10kHz=+3dB
総 合
定格消費電力 280W
外形寸法 幅466×高さ166×奥行453mm
重量 34.0kg
価格 410,000(1994年発売)
                      a907imoal
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