Sansui AU−9900.  3台目修理記録 
14年8月8日到着  2月21日完成
  • A. 修理前の状況
      ヤフオクでサンスイのプリメインアンプAU-9900を買いましたが調子が悪い、不具合は、下記
    1. 電源スイッチでオフできない
    2. .トーン&フィルターSWをONにするとバチバチとかなりの音でノイズがはいる為結局音質調整やイコライザ機能が使えない
    3. ボリュームに少しガリがあり
    4. 電源コードを交換して欲しい
    5. 全体のクリーニングなど完全オーバーホール

  • B. 原因
     経年変化による劣化、何回か修理履歴がある、最後の修理方法が悪い

  • C. 修理状況
      SP接続リレー交換
      メインAMPバイアス/バランス半固定VR交換
      メインAMP初段TR(トランジスター)交換
      コントロールAMP初段TR(トランジスター)交換
      EQ−AMP TR(トランジスター)交換
      結合コンデンサー交換
      電源SW修理&交換
      3Pインレット電源ソケット取り付け
      SW、VR清掃
      配線手直し、補強
      経年劣化による各部ハンダ補正

  • D. 使用部品
      SP接続リレー                     1個
      メインAMPバイアス/バランス半固定VR    4個
      メインAMP初段TR(トランジスター)交換   +
      コントロールAMP初段TR(トランジスター) +
      EQ−AMP TR(トランジスター)交換    =28個 再修理24個
      結合コンデンサー交換                2個
      3Pインレット電源ソケット              1個
      電解コンデンサー                  18個

  • E. 調整

     
  • F. 修理費   75,000円    オーバーホール修理。

  • G. エージング後修理

  • . Sansui AU−9900 の仕様(マニアル・カタログより)
     
A. 修理前の状況
A1. 5Aの所7Aのフューズが入れてある
A2. 過電流でふやけたACケーブル
A3. 雑音がコネクターと思い半田付けした物 その1
    お陰で、修理は倍の時間が必要、全く関係ない所まで行っている
A4. 雑音がコネクターと思い半田付けした物 その2
A5. 雑音がコネクターと思い半田付けした物 その3
A6. 雑音がコネクターと思い半田付けした物 その4
A7. 熱のため、流れだし、全くないシリコン・グリス
    終段終段TR(トランジスター)が元気だと良いですが?
C. 修理状況
C1A. 修理後 整流基盤
C1B. 修理前 整流基盤裏
C1C. 修理後 整流基盤裏 不良半田やり直す
C1D. 修理後 取り付けネジが緩み1/2回転も増締め
C1D. 修理前 終段TR(トランジスター)NPN側
C1E. 修理前 終段TR(トランジスター)基盤
C1F. 修理(半田補正)後 終段TR(トランジスター)基盤 不良半田やり直す
C1G. 修理後 終段TR(トランジスター)
C1H. 修理前 終段TR(トランジスター)PNP側
C1I. 修理前 終段TR(トランジスター)基盤
C1J. 修理(半田補正)後 終段TR(トランジスター)基盤 不良半田やり直す
C1K. 修理前 終段TR(トランジスター)
C2A. 修理前 ドライバ−基盤
C2B. 修理後 ドライバー基盤 初段TR(トランジスター)4個 半固定VR4個 電解コンデンサー4個交換
           結合コンデンサーをメタライズドフイルムコンデンサーに交換
C2C. 修理前 ドライバー基盤裏
C2D. 修理(半田補正)後 ドライバー基盤裏 不良半田やり直す
C3A. 修理前 整流プロテクト基盤
C3B. 修理後 整流プロテクト基盤 SP接続リレー 電解コンデンサー4+裏2個交換
C3C. 修理前 整流プロテクト基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 整流プロクト基盤裏 不良半田やり直す
C3E. 修理前 定電圧基盤
C3F. 修理後 定電圧基盤 電解コンデンサー6個交換
C3G. 修理前 定電圧基盤裏
C3H. 修理(半田補正)後 定電圧基盤裏 不良半田やり直す
C4A. 修理後 コントロール(低音+高音)基盤 TR(トランジスター)6個
C4B. 修理(半田補正)後 コントロール(低音+高音)基盤裏 不良半田やり直す
C4C. 修理後 コントロール(中音)基盤 TR(トランジスター)6個交換
C4D. 修理(半田補正)後 コントロール(中音)基盤裏 不良半田やり直す
C4E. 修理後 メインVR基盤 TR(トランジスター)4個交換
C4F. 修理(半田補正)後 メインVR基盤裏 不良半田やり直す
C4G. 修理後 フイルター基盤 TR(トランジスター)4個交換
C4H. 修理(半田補正)後 フイルター基盤裏 不良半田やり直す
C5A. 修理中 パネルを取り基盤を取り出す
C5B. 電源SW修理中
C6A. 修理前 EQ_AMP基盤
C6B. 修理後 EQ_AMP基盤 TR(トランジスター)8個交換
C6C. 修理前 EQ_AMP基盤裏
C6D. 修理(半田補正)後 EQ_AMP基盤裏 不良半田やり直す
C7A. パネル洗浄
C7B. インレット取り付け
C8A. 修理前 上から
C8B. 修理後 上から
C8C. 修理前 下から
C8D. 修理後 下から
C9. 交換部品
E. 測定・調整
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2A. 出力/歪み率測定・調整  出力=24V=72W 歪み率0.07% at=1000HZ AUX端子入力
E2B. 出力/歪み率測定・調整  出力=24V=72W 歪み率0.05% at=400HZ AUX端子入力
E3A. 出力/歪み率測定・調整  出力=24V=72W 歪み率0.05% at=1000HZ MM端子入力
E3B. 出力/歪み率測定・調整  出力=24V=72W 歪み率0.03% at=400HZ MM端子入力
E5. 24時間エージング。
G. エージング後修理
G1. エージング後修理 荷作りしようとしたらPOPノイズが1回出た、ドライブAMPのTR(トランジスター)交換
                 これでもでる場合終段TR(トランジスター)
G2. エージング後修理 交換部品
G3. エージング後修理 メインVR基盤 TR(トランジスター)4個交換
G4. エージング後修理 EQ基盤 TR(トランジスター)8個交換
G5. エージング後修理 交換部品2
S. Sansui AU−9900 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 プリメインアンプ AU−9900
実効出力(両ch動作) 80W+80W(4Ω、8Ω、20Hz〜20kHz)
80W+80W(4Ω、8Ω、1kHz、THD 0.05%以下)
全高調波歪率(定格出力) 0.08%以下
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1、SMPTE) 0.08%以下
周波数特性(1W時) 10Hz〜50kHz +0 -1dB
ダンピングファクター 80(8Ω)
RIAA偏差(30Hz〜15kHz) ±0.3dB
負荷インピーダンス 4Ω、8Ω
チャンネルセパレーション(1kHz) Phono1、2:55dB以上
Tuner、Aux1、2、Tape Monitor:60dB以上
ハム及びノイズ(IHF) Phono1、2:65dB以上
Tuner、Aux1、2、Tape Monitor:80dB以上
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono1:2mV、4mV、8mV/30kΩ、50kΩ、100kΩ
Phono2:2mV/50kΩ
Tuner、Aux1、2、Tape Monitor1:130mV/50kΩ
Tape Monitor2(Pin/Din):130mV
最大許容入力(1kHz、THD 0.1%以下) Phono1:1000mV(入力感度切替8mV)
Phono2:300mV
Aux、Tuner:3V
出力レベル Tape rec1(Pin):130mV
Tape rec2(Pin/Din):130mV/30mV
トーンコントロール Bass:±10dB(30Hz)
Midrange:±5dB(1.5kHz)
Treble:±10dB(20kHz)
トーンセレクター Bass:150Hz、300Hz、600Hz
Treble:2kHz、4kHz、8kHz
ローフィルター -3dB(20Hz)、12dB/oct
-3dB(60Hz)、12dB/oct
ハイフィルター -3dB(7kHz)、6dB/oct
-3dB(12kHz)、12dB/oct
定格消費電力 180W
外形寸法 幅460x高さ160x奥行375mm
重量 17.9kg
価格 ¥140,000(1975年発売)
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