| HMA−9500. 32台目修理記録 |
| 同時修理 HCA−8300. 2台目 平成26年6月19日持込 7月9日完成 |
| 注意 このAMPはアースラインが浮いています。 AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません。 RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません。 本機の様に、電源コードがシールド(アース)付きの場合、シールド(アース)は本体かプラグのどちらかで外す事。 又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照 |
A. 修理前の状況
T. 修理前点検測定 B. 原因
F. 修理費 98,000円。 オーバーホール修理。 S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより) |
| A. 修理前の状況 A11. 点検中 前から見る |
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| A12. 点検中 前右から見る |
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| A13. 点検中 後から見る |
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| A14. 点検中 後左から見る |
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| A15. 点検中 上から見る |
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| A21. 点検中 下前から見る |
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| A22. 点検中 下後右から見る |
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| A23. 点検中 下後から見る |
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| A24. 点検中 下前左から見る |
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| A25. 点検中 下から見る |
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| A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 |
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| A31. 点検中 電源コード取り付けぶ。 |
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| A32. 点検中 内部側 電源ケーブル半田付け。 |
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| A41. 点検中 R側ドライブ基板の電解コンデンサー、 頭が大分剥けている。 |
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| A42. 点検中 L側ドライブ基板の電解コンデンサー、 頭が大分剥けている。 |
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| A51. 点検中 RCA端子基板、少し傾きあり。 |
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| T. 修理前点検測定 T1. 出力・歪み率測定・調整 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
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| T2. 1kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.633%歪み。 L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.643%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| T3. 10kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 1.085%歪み。 L側SP出力電圧29V=105W出力、 1.101%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| C. 修理状況 C11. 修理前 R側ドライブ基板 |
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| C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)6個交換 |
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| C13. 修理前 R側ドライブ基板裏 |
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| C135. 再修理中 R側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
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| C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
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| C16. 完成R側ドライブ基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。 |
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| C17. 修理(清掃)前 R側放熱器裏の埃 |
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| C18. 修理(清掃)後 R側放熱器裏 |
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| C21. 修理前 L側ドライブ基板 |
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| C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)6個交換 |
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| C23. 修理前 L側ドライブ基板裏 |
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| C235. 修理中 L側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
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| C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
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| C26. 完成L側ドライブ基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。 |
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| C27. 修理(清掃)前 R側放熱器裏の埃 |
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| C28. 修理(清掃)後 R側放熱器裏 |
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| C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C312. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付け用絶縁マイカー。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
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| C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C332. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付け用絶縁マイカー。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
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| C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C51. 修理前 電源基板 |
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| C512. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材が取り除かれていない、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。 |
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| C513. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いた所。 |
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| C52. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個、TR(トランジスター)4個交換。 フイルムコンデンサー4個追加。 |
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| C53. 修理前 電源基板裏 |
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| C54. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す |
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| C56. 完成電源基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。 |
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| C57. 修理中 絶縁シート。 綺麗です。 |
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| C61. 修理前 RCA端子基板 |
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| C62. 修理後 RCA端子基板。 フイルムコンデンサー2個交換。同じ容量ですが、技術進歩で小型になる。 これにより高域特性が良くなる。逆に大型を使用すると高域が落ち、低域から中域が伸びた様に感じる。 HMA−9500の様に高域までの再生を売り物にしている機器は、大型フイルムコンデンサーは不可。 |
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| C63. 修理前 RCA端子基板裏 |
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| C64. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏。 フイルムコンデンサー2個追加。 |
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| C65. 修理中 RCA端子基板裏。 洗浄後。 |
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| C66. 完成RCA端子基板裏。 防湿材を塗る。 |
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| C71. 修理中 入力切換SW分解、 過去に強い接点復活材が使用されていないので、ベーク基板がしっかりしているので分解できた。 |
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| C71. 修理中 入力切換SW分解・清掃 |
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| C91. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線 |
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| C92. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| C93. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線 |
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| C94. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| C95. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線 |
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| C96. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| C97. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線 |
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| C98. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| CA1. 修理前 内部側 電源ケーブル半田付け。 |
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| CA2. 修理後 電源ケーブル半田付け。 |
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| CB1. 交換部品 |
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| CB2. 交換部品。 足黒TR(トランジスター)。 |
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| CC1. 修理前 下から見る |
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| CC2. 修理後 下から見る |
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| E. 測定・調整 E1. 出力・歪み率測定・調整 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 初期型なので、終段供給電圧が低いので、出力低い。 後期型はこちら |
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| E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0414%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.058%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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| E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0621%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.078%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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| E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0462歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0478%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0276%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0284%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0310%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0317%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0193%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0203%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.028%歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.025%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 |
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| E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.036%歪み。 L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.038%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 このAMPの特色で、全く落ちない! |
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| E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 |
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| E4. 完成 24時間エージング、 左は 同時修理 HCA−8300. 2台目 |
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