| HMA−9500mkU. 46台目 修理記録 |
| 平成23年8月29日到着 10月20日完成 |
| 注意 このAMPはアースラインが浮いています。 AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。 RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。 又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照 |
A. 修理前の状況
B. 原因
T. バラック修理後測定 C. 修理状況
F. 修理費 140,600円 S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより) |
| A. 修理前の状況 A11. 点検中 前から見る |
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| A12. 点検中 前右から見る |
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| A13. 点検中 右から見る |
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| A14. 点検中 後から見る |
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| A15. 点検中 後左から見る |
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| A16. 点検中 左から見る |
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| A17. 点検中 上から見る |
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| A21. 点検中 下から見る |
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| A22. 点検中 下前から見る |
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| A23. 点検中 下前左から見る |
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| A24. 点検中 下後から見る |
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| A25. 点検中 下後右から見る |
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| A26. 点検中 下から見る |
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| A31. 点検中 右放熱器埃、 内部等清掃したばかり? |
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| A32. 点検中 左放熱器埃、 内部等清掃したばかり? |
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| A33. 点検中 右放熱器裏埃、 内部等清掃したばかり? |
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| A34. 点検中 左放熱器裏埃、 内部等清掃したばかり? |
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| A41. 点検中 下蓋裏の凹み。 |
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| A42. 点検中 下蓋裏の凹み。 |
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| A43. 点検中 下蓋止めネジの締結が緩い為、曲がった。 |
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| A51. 点検中 使用する電源コードプラグ |
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| A52. 点検中 電源コードプラグの固定が芯線のみ! |
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| A53. 点検中 電源コード |
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| A54. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い! |
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| A55. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い! |
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| T. バラック修理後測定 T1. 出力・歪み率測定。 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「Tektronix TDS−2024(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「Tektronix TDS−2024(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より100Hz〜10kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」 |
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| T21. R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.5%歪み、 1kHZ。 L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.5%歪み、 1kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| T22. R側SP出力電圧39V=105W出力、 0.6%歪み、 10kHZ。 L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.6%歪み、 10kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| T23. R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.5%歪み、 50kHZ。 L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.5%歪み、 50kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| T3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 |
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| C. 修理状況 C11. 修理前 R側ドライブ基板 |
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| C112. 修理中 R側ドライブ基板、 上=大型抵抗に交換、下=正規のフューズ入り抵抗。 |
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| C113. 修理中 R側ドライブ基板、 上下=大型抵抗に交換、中=正規のフューズ入り抵抗。 |
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| C114. 修理中 R側ドライブ基板、 半田屑。 |
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| C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 |
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| C13. 修理前 R側ドライブ基板裏 |
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| C132. 修理中 R側ドライブ基板裏、 銅箔カット。 |
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| C133. 修理中 R側ドライブ基板、 半田不足。 |
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| C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
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| C15. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。 |
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| C16. 再修理中 R側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
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| C17. 再修理後 R側ドライブ基板裏完成。 |
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| C21. 修理前 L側ドライブ基板 |
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| C212. 修理中 L側ドライブ基板、 上=大型抵抗に交換、下=正規のフューズ入り抵抗。 |
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| C213. 修理中 L側ドライブ基板、 左=大型抵抗に交換、右=正規のフューズ入り抵抗。 |
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| C1214. 修理中 R側ドライブ基板、 半田屑。 |
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| C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 |
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| C23. 修理前 L側ドライブ基板裏 |
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| C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
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| C25. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。 |
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| C26. 再修理中 R側ドライブ基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。 |
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| C27. 再修理後 L側ドライブ基板裏完成。 |
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| C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C32. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
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| C33. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C34. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C35. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー、取り外し回数が多いのか、穴が変形している。 念の為、新品に交換。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
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| C36. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
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| C41. 修理前 RLモジュール、 製造バージョンが異なる。 |
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| C42. 修理前 RLモジュール裏。 |
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| C43. 修理後 RLモジュール裏。 TR(トランジスター)交換後、 軽くラッカーを吹きました。 |
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| C51. 修理前 電源基板。 |
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| C512. 修理中 L側ドライブ基板、 上=大型抵抗に交換、下=正規のフューズ入り抵抗。 |
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| C52. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材が取り除かれていない、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。 |
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| C53. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いた所。 |
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| C54. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個、ヒューズ交換、 輪ゴムは接着材が固まるまで使用 |
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| C55. 修理前 電源基板裏 |
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| C56. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする(透明色なので解りにくい)。 |
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| C57. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る |
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| C58. 修理中 絶縁シート、焼け跡やキズが多い。 |
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| C61. 修理前 RCA端子 |
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| C62. 修理中 RCA端子の取り付け穴。 |
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| C63. 修理後 RCA端子、 WBT RCA端子 WBT−0201 |
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| C64. 修理前 入力RCA端子裏 |
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| C65. 修理前 入力RCA端子基板 |
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| C66. 修理前 RCA端子基板裏 |
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| C67. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏 半田を全部やり直す フイルムコンデンサー2個交換、フイルムコンデンサー2個増設 |
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| C68. 完成RCA端子裏 洗浄後防湿材を塗る |
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| C71. 修理前 R−SP端子 |
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| C72. 修理中 R−SP接続端子穴加工前 |
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| C73. 修理中 R−SP接続端子穴加工後 |
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| C74. 修理(交換)後 R−SP端子、 WBT−0702PL |
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| C75. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら |
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| C81. 修理前 L−SP端子 |
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| C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工前 |
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| C83. 修理中 L−SP接続端子穴加工 |
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| C84. 修理(交換)後 L−SP端子、 WBT−0702PL |
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| C85. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら |
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| C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部 |
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| C92. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工前、 接点復活材でベトベト! |
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| C93. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工後 |
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| C94. 修理後 電源ケーブル取り付け部 |
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| C95. 修理前 電源ケーブル取り付け内部 |
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| C96. 修理後 電源ケーブル取り付け内部 |
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| C97. 修理中 電源ケーブル端末処理。 |
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| C98. 修理前 ラグ端子に電源ケーブル取り付、端子が壊れている。 |
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| C99. 修理後 ラグ端子に電源ケーブル取り付。 |
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| CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線 |
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| CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線 |
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| CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線 |
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| CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板 |
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| CA72. 修理中 L側ドライブ基板−電源基板、 ラッピングの線に付着した半田球。 |
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| CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
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| CB1. 交換した部品 |
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| CB2. 交換した部品2 |
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| CD1. 修理前 下から見る |
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| CD2. 修理後 下から見る |
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| CD3. 完成、綺麗なお尻で帰ります。 |
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| E. 調整・測定 E1. 出力・歪み率測定。 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「Tektronix TDS−2024(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「Tektronix TDS−2024(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より100Hz〜10kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」 |
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| E21. R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.005%歪み、 50HZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.006%歪み、 50HZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=500Hz、右=2kHz。 |
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| E22. R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.005%歪み、 100HZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.006%歪み、 100HZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=500Hz、右=2kHz。 |
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| E23. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.01%歪み、 500HZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.012%歪み、 500HZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| E24. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.013%歪み、 1kHZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.016%歪み、 1kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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| E25. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.027%歪み、 5kHZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.032%歪み、 5kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| E26. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.03%歪み、 10kHZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.038%歪み、 10kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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| E27. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.016%歪み、 50kHZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.016%歪み、 50kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=400kHz。 |
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| E28. R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.085%歪み、 100kHZ。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.27%歪み、 100kHZ。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=400kHz。 RL共、出力を130W位に落とすと、0.02%の歪みになる。 |
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| E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 電源コードはまだ、未工事なので、クリップコードで対応。 |
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| E4. 完成 24時間エージング。 右は HMA-9500mkU 47台目。 |
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