Pioneer M−4 修理記録
平成14年2月15日到着   3月1日完成
A. 修理前の状況
  • プロテクト動作。

B. 原因・現状
  • 終段TR(トランジスター)の劣化。

C. 修理状況
  • SP接続端子4個交換。
    終段TR(トランジスター)半分(8個)交換。
    全終段TR(トランジスター)シリコンオイル塗り直し。
    バイアス/バランス/VUメーター調整。
    1部配線手直し、補強。

D. 使用部品
  • SP接続端子              4個。
    終段TR(トランジスター)      8個。

E. 調整・測定


F. 修理費   40,000円   <<通常修理>>
                      <<終段TR(トランジスター)8個別途支給>>

S. Pioneer M−4a の仕様(マニアル・カタログより)
C. 修理状況
1. SP接続端子が折れているので交換、面倒でもパネルを外して交換する。
2. 右終段TR(トランジスター)の交換及びシリコンオイルを塗り再取り付け。
  上段4個が新品。
3. 左終段TR(トランジスター)の交換及びシリコンオイルを塗り再取り付け。
  上段4個が新品。
4. 完全A級AMPなので、フアンで冷却しながら調整する。
5. 出力/歪み率測定・調整
E. 調整・測定
6. SP出力電圧=22V=60W出力 0.05%歪み 400HZ。
7. SP出力電圧=22V=60W出力 0.05%歪み 1000HZ。
8. 本体VUメーター調整、20V=50W
9. 完成、上から見る。
10. 完成、後ろから見る。
S.Pioneer M−4a の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ M−4a、(M−4
回路方式 差動2段、PPドライブ、2段ダーリントン、クォドルプルPP
純コンプリメンタリーOCL(A級動作)
実効出力(20Hz〜20kHz、両ch駆動) 50W+50W(8Ω)
高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.01%以下(実効出力時)、 M4=0.1%以下(実効出力時)
0.01%以下(25W出力時)
0.01%以下(1W出力時)、 M4=0.03%以下(1W出力時)
混変調歪率 0.01%以下(実効出力時)、 M4=0.1%以下(実効出力時)
0.01%以下(25W出力時)
0.01%以下(1W出力時)、 M4=0.03%以下(1W出力時)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動) 5Hz〜100kHz(高調波歪率 0.05%)
M4=5Hz〜70kHz(高調波歪率 0.05%)
周波数特性(1W出力時) 3Hz〜60kHz +0 -1dB
入力感度/インピーダンス Input1、2:1V、2V/50kΩ
出力端子 Speaker:8Ω
ダンピングファクター(20Hz〜20kHz、8Ω) 30以上
サブソニックフィルター 8Hz、6dB/oct
S/N 110dB以上(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
ピークメーター指示範囲 0.005W〜100W(-40dB〜+3dB)
使用半導体 トランジスタ:59個、 IC:6個、 ダイオード他:67個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力(最大消費電力) 320W(電気用品取締法)
電源コンセント 電源スイッチ非連動:1系統
外形寸法 幅468×高さ206×奥行385mm
重量 27.3kg
付属品 ピンプラグ付中継コード
価格 M4=\350,000(1974年頃)
\430,000(1981年頃)
                          m4-a
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