SoundCraft SA−600 修理記録
2019/3/18到着    完成
A. 修理前の状況
  • Sound craftのSA-600というパワーアンプのオーバーオール修理をおねがいしたく、 メールを送らせていただきます。
    現状音は出ておりますが、中を覗くと電源部のコンデンサーに液漏れが見られます。
    音は気に入っているので、できれば長期にわたって使用したく修理を考えております。
    できれば、10万円以内で収まれば嬉しいのですが?


T. 修理前の測定

B. 原因
  • 経年劣化、過去に修理履歴あり。
    オーバーホール依頼。

C. 修理状況
  • 電源ブロック電解コンデンサー交換。
    電解コンデンサー交換
    半固定VR交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    OP−AMP交換。
    抵抗交換。
    SP接続リレー交換。


D. 使用部品
  • 電源ブロック電解コンデンサー          4本。
    半固定VR                       個。
    電解コンデンサー                  個。
    OP−AMP                      個。
    抵抗                           個。
    SP接続リレー                    2個。



E. 調整・測定

F. 修理費                 ,000円

Y. ユーザー宅の設置状況

S. SoundCraft SA−600 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A16. 点検中 上から見る
A17. 点検中 上蓋を外し、上から見る
A18. 点検中 上蓋を外し、上から見る。 電源ブロック電解コンデンサー4本とも液漏れ。
A19. 点検中 上=交換するブロック電解コンデンサー、10000μF/90WV。
          下=付いているブロック電解コンデンサー、5000μF/75WV。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下から見る。 商標。
A31. 点検中 電源コード取付部、SP接続端子。
A32. 点検中 3Pインレット取付可能。
A33. 点検中 SP接続端子を交換可能。 左=WBT−0735、 右=WBT−0730
A41. 点検中 入力VRを日本製VRに交換可能。
T. 修理前の測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T1. 1kHz入力、A側SP出力電圧28V=98W、 2.89%歪み。
            B側SP出力電圧28V=98W、 3.07%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T2. 1kHz入力、A側SP出力電圧2V=0.5W、 0.247%歪み。
            B側SP出力電圧2V=0.5W、 0.255%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
            出力を下げると歪みが改善されるので、電源ブロックコンデンンサーの劣化が原因。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 A側−AMP基板
C13. 修理後 A側−AMP基板 電解コンデンサ−7個交換(ノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)、
                      半固定VR1、抵抗2個、OP−AMP2個交換、折れた接続端子も2個交換。
C14. 修理前 A側−AMP基板裏
C15. 修理(半田補正)後 A側−AMP基板裏 全ハンダやり直す
C16. 完成A側−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 B側−AMP基板
C22. 修理後 B側−AMP基板 電解コンデンサ−7個交換(ノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)、
                      半固定VR1、抵抗2個、OP−AMP2個交換、折れた接続端子も1個交換
C23. 修理前 B側−AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 B側−AMP基板裏 全ハンダやり直す、セラミックコンデンサー1個追加
C25. 完成B側−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 A側−終段基板
C32. 修理(半田補正)後 A側−終段基板。 半固定VR1個交換、 全ハンダやり直す
C33. 完成A側−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
C34. 修理中 A側−終段基板裏
C41. 修理前 B側−終段基板
C42. 修理(半田補正)後 B側−終段基板。 半固定VR1個交換、 全ハンダやり直す
C43. 完成B側−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
C44. 修理中 B側−終段基板裏
C51. 修理前 A側−終段TR(トランジスタ−)
C52. 修理中 A側−終段TR(トランジスタ−)
C54. 修理前 B側−終段TR(トランジスタ−)
C54. 修理中 B側−終段TR(トランジスタ−)
C56. 修理後 B側−終段TR(トランジスタ−)
C61. 修理前 電解コンデンサーへの配線、Y型圧着端子は開いて接続が十分で無い。
C62. 修理後 電解コンデンサーへの配線、たまご型圧着端子を使用する。 念の為半田を流し込む。
C63. 修理後 電解コンデンサーへの配線
C71. 修理前 RCA端子
C72. 修理中 RCA端子、穴あけの加工終了
C73. 修理後 RCA端子
C74. 修理前 RCA端子裏配線
C75. 修理後 RCA端子裏配線
C81. 修理前SP端子
C82. 修理後 SP端子。 WBT SP端子 WBT−0735を使用
C83. 修理前 SP端子裏配線
C84. 修理後 SP端子裏配線。 圧着端子も絶縁する。
C85. 修理前 SPヒューズ裏配線
C86. 修理後 SPヒューズ裏配線
C88. 修理中 電源SW配線。 Y型圧着端子は切り詰めてある
                      サイドに固定されていない所にY型端子を使用すると、Y型端子が開いてしまうので、使用は注意。
C89. 修理後 電源SW配線。 たまご型圧着端子に交換、コンデンサーは圧着端子に半田付けする。
C8A. 修理中 電源SW配線2。 
C8B. 修理中 電源SW配線2。 Y型圧着端子は切り詰めてある。
                      サイドに固定されていない所にY型端子を使用すると、Y型端子が開いてしまうので、使用は注意。
C8C. 修理後 電源SW配線2。 たまご型圧着端子に交換、コンデンサーは圧着端子に半田付けする。
C91. 修理中 冷却フアン(内側)、 埃少なく、綺麗。
C92. 修理前 冷却フアン(内側)
C93. 修理後 冷却フアン、 ガード取り付ける、止めビスはステンレス製品。
C94. 修理後 終段TR(トランジスター)保護用サーマルスイッチ。
C95. 修理後 冷却フアンコントロール用のサーマルスイッチ2個増設。 Honeyewell製品には半田ラグは無!
CA1. 修理前 VU−AMP基板
CA2. 修理中 VU−AMP基板、 レベル設定VRは非常に綺麗です。
CA3. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサ−4個交換(ノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)
CA4. 修理前 VU−AMP基板裏
CA5. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏 全ハンダやり直す
CA6. 完成VU−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CA7. 修理前 ピークLED表示基板
CA8. 修理前 ピークLED表示基板裏
CA9. 修理(半田補正)後 ピークLED表示基板裏 全ハンダやり直す
CAA. 完成 ピークLED表示基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CE. 交換部品
CF1. 修理前 上から見る
CF2. 修理後 上から見る
CF3. 修理前 下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「own SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、A側SP出力電圧39V=190W、 0.024%歪み。
             B側SP出力電圧39V=190W、 0.047%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、A側SP出力電圧40V=200W、 0.022%歪み。
              B側SP出力電圧40V=200W、 0.037%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、A側SP出力電圧40V=200W、 0.024%歪み。
              B側SP出力電圧40V=200W、 0.027%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、A側SP出力電圧40V=200W、 0.025%歪み。
             B側SP出力電圧40V=200W、 0.020%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、A側SP出力電圧40V=200W、 0.035%歪み。
             B側SP出力電圧41V=210W、 0.029%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、A側SP出力電圧40V=200W、 0.023%歪み。
              B側SP出力電圧41V=210W、 0.028%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、A側SP出力電圧39V=190W、 0.028%歪み。
              B側SP出力電圧40V=200W、 0.028%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 100kHz入力、A側SP出力電圧40V=144W、 0.1%歪み。
               B側SP出力電圧40V=144W、 0.1%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E4. その時の本体VUメ−タ=200W
E5.  240WくらいでオーバーロードLED表示
E6.完成  24時間エージング
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. SoundCraft SA−600 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ SA−600
出力 150W+150W(8Ω)
外形寸法 幅480×高さ90×奥行480mm
重量 11kg
価格 1988年発売
                      sa600-L
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