HMA−9500mkU. 42台目 修理記録
同時修理 HMA-9500. 27台目、同時修理 HMA-9500. 28台目
  平成22年9月30日持込    10月18日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています。
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • Yahoo!オークションで購入
    オーバホール修理依頼。

H. 修理前点検測定
  • AMP不安定の為、測定出来ず

B. 原因
  • オーバホール修理

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    全ヒューズ入抵抗交換。
    整流ダイオード交換。
    SP接続端子交換
    RCA端子交換
    配線手直し、補強。
    モジュール修理。
    電源コード交換(支給品)

D. 使用部品
  • SP接続リレー                     2個。
    初段FET(電界効果トランジスター)       2個。
    バイアス/バランス半固定VR           6個。
    ヒューズ入り抵抗                   30個。
    電解コンデンサー                   31個。
    フイルムコンデンサー            4個。
    整流ダイオード               10個。
    WBT−0702PL   2組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201     1組(定価で工賃込み)。
    電源コード(支給品)。  DENON 製品
    電源プラグ支給品。  FURUTECH FI-28M
E. 調整・測定

F. 修理費     130,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A13. 点検中 前右上から見る
A14. 点検中 右から見る
A15. 点検中 後から見る
A16. 点検中 後左上から見る
A17. 点検中 左から見る
A18. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 R側放熱器周りの埃
A32. 清掃後 R側放熱器周り
A33. 点検中 L側放熱器周りの埃
A34. 清掃後 L側放熱器周り
A41. 点検中 下蓋裏側、前足2個の所が凹み。
A42. 点検中 下足前右側。
A43. 点検中 下足前右側の下蓋。
A44. 点検中 下足前左側。
A45. 点検中 下足前左側の下蓋。
A51. 点検中 入力RCA端子基板、曲がって取り付けられている。
A52. 点検中 R側ドライブ基板、ビニールが後退した電解コンデンサー。
A61. 点検中 左右終段FET(電界効果トランジスター)のバランス電流、前回修理の右側AMPが多い。
A71. 点検中 支給品の電源コード、スピーカコードなので、絶縁が薄いが、ユーザ責任にて使用。 DENON 製品
A72. 点検中 支給品の電源3Pプラグ。 FURUTECH製FURUTECH FI-28M
C. 修理状況
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C112. 修理前 R側ドライブ基板、拡大。
                   フューズ抵抗がカーボン抵抗に置き換えられている、バイアス調整VRは機械的センター。
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C15. 修理中 R側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C16. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C212. 修理前 R側ドライブ基板、拡大。
                   フューズ抵抗がカーボン抵抗に置き換えられている、バイアス調整VRは機械的センター。
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C25. 修理中 L側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C26. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C312. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)の絶縁マイカー、修理履歴が多いのか、足の穴が大きい。
         熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、
         2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。
C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C332. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)の絶縁マイカー、修理履歴が多いのか、足の穴が大きい。
         熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、
         2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。
C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C41. 修理前 RLモジュール、 左右でバジョンが異なる。
C42. 修理前 RLモジュール裏。
C43. 修理後 RLモジュール裏。 交換TR(トランジスター)はマジックを塗って有ります
C51. 修理前 電源基板、 右側の整流素子(R側AMP用)が過熱で変色している。
C52. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個、ヒューズ交換、
                  輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C53. 修理前 電源基板裏
C54. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする(透明なので解りにくい)。
C55. 修理中 電源基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C56. 完成電源基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C57. 修理中 絶縁シート、焼け跡少ない。
C61. 修理前 RCA端子
C62. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。
C63. 修理前 入力RCA端子基板
C64. 修理前 RCA端子基板裏
C65. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C66. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 R−SP端子
C72. 修理中  R−SP接続端子穴加工前
C73. 修理中  R−SP接続端子穴加工後
C74. 修理(交換)後 R−SP端子 WBT−0702PL 使用。
C75. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C81. 修理前 L−SP端子
C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工前
C83. 修理中 L−SP接続端子穴加工
C84. 修理(交換)後 L−SP端子 WBT−0702PL 使用。
C85. 修理後 L−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部
C92. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工前
C93. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工
C94. 修理後 電源ケーブル取り付け部
C95. 修理中 電源ケーブル端末処理。  DENON 製品
C96. 修理中 電源ケーブル、プラグ取り付け。  FURUTECH製FURUTECH FI-28M
C97. 完成電源ケーブル、プラグ取り付け。  FURUTECH製FURUTECH FI-28M
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CB1. 交換した部品
CB2. 交換した部品2。
CB3. 交換した部品。 フューズ入抵抗が普通の抵抗に交換されていた物。
CC1. 修理後 凹みを打ち出した、下蓋。
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定。
    「見方」。
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定。
   下段中央 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル表示)。
   上段左端 交流電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
   上段中右 交流電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。
   上段右端 オシロ=出力波形表示、 赤表示=R出力、黄色表示=L出力。(実際にはRL交流電圧計の出力「Max1V」を観測)。
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定。
   下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定。
E21. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 1000HZ
E22. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 1000HZ
E23. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 400HZ
E24. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み 400HZ
E3. 完成  24時間エージング、 右はQUAD−44 PreAMP. 7台目
                       9500mt2q
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